高重量を扱うトレーニングで、握力の限界が先に来てしまい、狙った筋肉に効かせきれない。
初心者から上級者まで、多くの人が抱える悩みですが、パワーグリップを使えば、誰でも解決することができます。
使用方法とその効果、そして選び方まで、実績をもとに解説します。
パワーグリップは握力を大きく補助してくれ、手のひらも保護してくれます。
おすすめ8選も参考にしていただき、狙った筋肉を最大限鍛えたい人は、ぜひ使ってみてください。
👆おすすめ第1位のALL OUTパワーグリップ
パワーグリップの使用方法
パワーグリップはベルト部分を手首に巻き付け、ベロの部分をバーベルやダンベルなどに巻き付けて使用します。
ベロ部分を手のひら側にして、ベルトを手首に巻き付け固定します。
プル系種目は左のように巻き付け、プッシュ系では右のように包んで使用します。
バーベルで使用した時はこのようになります。
ベロ部分の摩擦力で滑りにくくなり、プル(引き)系種目では手首も含めて握力を補助してくれます。
パワーグリップの効果
握力補助
ぶら下がり実験をしてみました。
パワーグリップなし ➡︎ 1分11秒
パワーグリップあり ➡︎ 4分44秒
パワーグリップを使うと、3分33秒も長くぶら下がることができました。
パワーグリップなしでは、握力がもたなくなりますが、パワーグリップありの場合、握力は全く問題なかったです。
この結果が示す通り、パワーグリップは握力を圧倒的に補助してくれる効果があります。
高重量を扱える
握力の限界で扱えない重量や種目を、パワーグリップを使うことで扱えるようになります。
高重量を扱えたり、種目が増えるとトレーニングが楽しくなるので、初心者の方こそ使ってほしいアイテムです。
重量が増えれば、極限まで追い込むことができます。
極限まで追い込まなくていいと考える方も、パワーグリップを使い、高重量を扱えると、トレーニングが楽で楽しくなります。
楽になるのにトレーニング効果が上がるなんて最高ですね!
狙った筋肉を鍛えられる
パワーグリップは、握力を補助し、高重量の扱いを可能にしてくれるので、鍛えたい筋肉を狙って負荷をかけることができます。
握力の限界でフォームが崩れたりすることなく、初めから最後まで狙った筋肉に集中できます。
効率的に筋肉を鍛えられるので、成果が出やすく、初心者の方のモチベーションアップにつながります。
手首と手のひらの保護
手首にベルトを巻き付けるので手首を保護してくれます。
そして、ベロ部分がクッションとなってくれるので、手のひらも保護してくれます。
素手でバーベルやダンベルを扱うと、手のひらが痛くなってしまう人は多いのではないでしょうか。
筋トレは狙った部位を意識することで、トレーニング効果が上がりますが、手のひらが痛くなると集中力が途切れます。
手首と手のひらを保護して、集中力を保持するためにもパワーグリップは有効です。
どの種目でどれぐらい重量あがった?
パワーグリップは、特にプル系のトレーニングで効果を発揮してくれます。
種目別に実感している効果を記します。
チンニング(懸垂)
パワーグリップ導入前までは苦手な種目でした。
いやいや5回×3セットをこなすだけでしたが、パワーグリップ導入後は8〜10回×3セットを、フォームを崩したり、反動をつけずにできています。
今や好きな種目の一つです。
ベントオーバーロー
高重量に握力がついていかず、私の場合、パワーグリップなしでは行えない種目です。
パワーグリップ導入でこの種目を取り入れたおかげで、広背筋がボリュームアップしています。
ワンハンドダンベルロウ
扱える重量は1.5倍になり、背中に意識を集中できるようになりました。
シュラッグ
僧帽筋だけを使えるようになりました。
ラットプルダウン、シーテッドローイング
より背中で引けるようになり、フォームが安定しました。
ハンギングレッグレイズ
腹直筋を鍛える以前に、ぶら下がっていることがきつかったですが、その問題が解決したので、しっかりと腹直筋を追い込めています。
ケーブルサイドベント
パワーグリップを使えば、腕はただの棒にしておけばいいので、圧倒的に取り扱い重量が上がりました。
初心者がパワーグリップ選ぶときのポイント
ベロ素材
ベロ部分の素材は、ラバー、革、ネオプレンなどがありますが、おすすめはラバーです。
ラバーは滑りにくいので、高重量も扱いやすく、厚みがあるので手のひらの保護にも最適です。
革は長持ちし、馴染みやすいですが、ラバーに比べると滑りやすく、厚みもないので、上級者向きです。
ネオプレンはウェットスーツなどに使われる素材で、洗いやすいので、清潔感がありますが、強度に問題があり、高重量を扱うには向いていません。
ベルトサイズ
パワーグリップは手首も含めて重量を補助してくれるので、サイズ感は重要です。
手首の骨の部分周囲を測定し、ジャストサイズを選びましょう。
ブランドごとにサイズが異なりますので、確認の上購入してください。
初心者向けパワーグリップおすすめ8選
ALL OUT(オールアウト)パワーグリップ プロ
VERSA GRIPPS PRO(ヴァーサグリップス)
カラーが豊富で好きな色を選べて、ジムでも目をひきます。
科学的に設計された、優れたグリップ強度。
強度・耐久性に優れ、初心者から上級者までおすすめできます。
エクストリーム、プロ、リミテッドエディション、クラシックと種類豊富ですが、プロもしくはリミテッドエディションがおすすめ。
クラシックはエントリーモデルとされていますが、全体的に小さく、ベロ素材も柔らかいので、高重量を扱うには心許なく、おすすめしません。
エクストリームは高強度・高耐久のハイエンドモデルなので、VERSA GRIPPSを気に入って、買い替える時の候補だと思います。
Schiek(シーク)アルティメートグリップ
GORILLA GRIPS(ゴリラグリップス)パワーグリップ
GOLD’S GYM(ゴールドジム)パワーグリップ プロ
COBRA GRIPS(コブラグリップス)
king2ring パワーグリップ
SPALTAX(スパルタックス)パワーグリップ
まとめ
今回はパワーグリップを使用するメリットを解説しました。
パワーグリップは筋トレ専門グッズなので、続かなかったときのことを考えて、購入をためらうかもしれません。
しかし、パワーグリップを使うと、効果的なトレーニングができるので、筋トレの楽しさが増します。
結果的にモチベーションの維持にも役立つグッズであると、自信を持っておすすめします。
以下は、筋トレ開始から3ヶ月・半年・10ヶ月経った頃のメニューです。
もちろんパワーグリップを多くの種目で使用しています。
科学的見地から組み立てているので、よかったら参考にしてみてください。