- 40代になって肌悩みが解決しない
- 肌悩みの原因がわからない
- 肌悩みの正しいケアがわからない
この記事で、肌悩みごとの原因と正しいケアを知れば、あきらめていた健康で美しい肌を取り戻せます。
鏡を見るたびに落ち込むこともなくなります。
化粧品選びの間違いがなくなれば、節約になるし、肌ケアの効率が上がって、時間短縮にもなります。
まずは、知ることから始めてください。
そしてできることから、できる範囲で肌ケアを始めましょう。
結果が出れば肌ケアはとても楽しいよ。
ニキビ悩み
ニキビは、毛穴の角質層が厚くなり、ふさがれ、そこに過剰分泌された皮脂が詰まって、常に皮膚にいるアクネ菌が増殖、炎症を起こすことでできてしまいます。
40代のニキビは思春期ニキビとは違い、Uゾーン(ほほ、あご)に多いのが特徴です。
アクネ菌は常在菌として、ニキビのない肌にもいます。
- 皮脂が増える
- ターンオーバー異常で、毛穴の角質層が厚くなり、毛穴をふさぐ
- 皮脂や角質が毛穴につまる
- 皮脂や古い角質が固まった、「コメド(面ぽう)」ができる
- 皮脂を栄養とするアクネ菌が毛穴の中に増殖する
- 皮膚が炎症を起こす
ニキビの原因
ニキビの原因は「過剰な皮脂の分泌」と「毛穴の詰まり」です。
過剰な皮脂の分泌の原因は、
- ストレス
- 乾燥
- 糖質の多い食生活など
毛穴が詰まる原因は、
- 毛穴の角質層が厚くなること
- 皮脂の過剰分泌
- 余分な皮脂の洗い残し
- 肌の弾力低下
- ターンオーバーの乱れ
- 乾燥
- 化粧品成分の影響など
ニキビケア
ニキビケアで大切なのは、「肌を清潔に保つこと」と「丁寧な洗顔」です。
肌を清潔に保つために、
- 肌に直接触れるマスクやマフラーなどは清潔に保つ
- 手で顔を触れる回数は極力減らし、触れる際はハンドソープなどで手を洗う
- 抗炎症、殺菌効果があるニキビ肌用の洗顔料や化粧品を使う
正しい洗顔方法についてはこちらの記事を参考にしてください
ニキビの予防
肌ケア
- 丁寧な洗顔
- 化粧品はノンコメドジェニックと記載されたもの、抗炎症効果、皮脂抑制効果のある成分配合商品を使う
生活習慣
- 日焼け止めなどで、できるだけ紫外線を避ける
- 摩擦を避ける
- 睡眠をしっかりとり、規則正しい生活を心がける
- 身体を冷やさないようにして、血行促進
- 糖質や脂質の採り過ぎは避け、ビタミンやミネラルをしっかり摂る
ニキビに有効な成分
サリチル酸
軽度なニキビに有効。
毛穴の詰まりを改善したり、殺菌作用で炎症を防いだりできる。
レゾルシン
アクネ菌の殺菌、角質層の軟化などの効果で、毛穴を清潔に保つ。
アラントイン
消炎作用や細胞活性化の働きがあり、炎症や赤みを抑える作用がある。
ニキビに効くおすすめスキンケア化粧品はこちらの記事をご覧ください
シミ悩み
年齢とともに悩まされることが多くなるのがシミです。
メラノサイトがメラニン色素をつくり、メラニン色素が代謝とともに表皮に向かって表面化したものがシミになります。
メラノサイトでメラニン色素ができてから、皮膚の表面に出てくるまでは時間がかかります。
シミのもとは自分が気づく前にできてしまっています。
シミができる前に予防ケアをしっかりしよう。
- 紫外線
- ターンオーバーの乱れ
- 血行不良
- 遺伝
- 摩擦などの外部刺激
- 皮膚炎症による色素沈着など
シミのタイプ別 特徴・原因・対策
シミは色素斑と呼ばれ、主に4つに分けられます。
種類によってケアの方法も変わりますので、自分のシミのタイプを見極めて、適切なケアを行いましょう。
老人性色素斑
円形の茶色いシミが徐々に濃くなっていく。
左右バラバラにでき、シミの境界線がはっきりしている。
老化現象の一種で、紫外線が主な原因。
日焼け止めをしっかりと使い、紫外線を極力避ける。
角質ケア、美白化粧品を使用して予防する。
初期段階なら、シミ用化粧品で改善できる。
正しい日焼け止めの選び方や使用方法はこの記事
炎症後色素沈着
日焼けや怪我、ヤケド、ニキビ、虫刺されなどでできた炎症が治った後にできる。
シミの境界線が分かりにくく、色もムラがあります。
摩擦や紫外線を極力避ける。
角質ケア、美白化粧品を使用する。
肝斑
目の下、ほお骨、口元に茶色いシミができます。
ホルモンの影響で、30~40代で出ることが多い。
紫外線や摩擦によって悪化する。
トラネキサム酸の服用や塗布が有効。
日焼け止めをしっかりと使い、紫外線を極力避ける。
シミ用化粧品も効果的。
雀卵斑(そばかす)
ほおにできる左右対称の茶色い斑点状のシミ。
遺伝的要素が強いと言われている。
予防が難しく、シミ用化粧品の効果もでにくい。
紫外線の影響で色が濃くなることがあるので、日焼け止めをしっかりと使い、紫外線を極力避ける。
シミに有効な成分
ビタミンC誘導体
メラニン色素生成を抑制する。
さらに、メラニン色素の生成に関わるチロシナーゼの活性化を阻害。
アルブチン
メラニン色素の生成に関わるチロシナーゼの活性化を阻害。
コウジ酸
メラニン色素の生成に関わるチロシナーゼの活性化を阻害。
カモミラET
メラノサイトの増殖を防ぎ、メラニン色素の生成を抑える。
抗炎症作用もあり。
リノール酸
メラニンの排出を促進。
さらに、チロシナーゼを分解することで、メラニン色素の生成を抑える。
毛穴悩み
詰まりや開き、たるみ、黒ずみで毛穴が目立つと、毛穴悩みにつながります。
原因がはっきりしており、対策はしやすいと考えられます。
ただし、遺伝などで、もともと毛穴が大きい場合は、毛穴を小さくするのは難しいということはあります。
毛穴タイプ別 特徴・原因・対策
毛穴が目立つ原因は、乾燥や加齢などです。
原因は同じでもタイプごとに、毛穴が目立つ仕組みは違います。
開き毛穴
皮脂が過剰に分泌することで毛穴が大きく開いて、目立ってしまいます。
脂性肌(オイリー肌)、混合肌の人に多い。
丁寧な洗顔で過剰な油分を取り除く。
油分の多い食べ物は控える。
収れん化粧水を使用する。
ビタミンCなど毛穴引き締めやコラーゲン生成が期待できる成分入りの化粧品がおすすめ。
たるみ毛穴
乾燥や加齢により、コラーゲン繊維やエラスチン繊維が減少し、皮膚が弛むことで、毛穴が縦に伸びて目立ってしまいます。
コラーゲンやヒアルロン酸などを配合した鍼や弾力を与える化粧品を使用する。
詰まり毛穴
過剰に分泌された皮脂や古い角質が毛穴に詰まることが原因です。
脂性肌(オイリー肌)、混合肌、乾燥肌の人に多い。
酵素洗顔などで角質ケア。
毛穴詰まりが起きにくい、ノンコメドジェニックと記載された化粧品がおすすめ。
黒ずみ毛穴
過剰に分泌された皮脂が毛穴に詰まり、酸化することで黒くなったものです。
ビタミンCなど、抗酸化作用のある成分入り化粧品の使用がおすすめ。
自分の肌質はこの記事でチェック!
シワ悩み
シワの根本原因は乾燥です。
肌が乾燥すると表皮シワ(小ジワ)ができやすくなり、進行すると真皮シワ(深いシワ)になっていきます。
とにかく保湿が大事です。
正しい保湿化粧品の選び方や使用方法はこの記事
シワタイプ別 特徴・原因・対策
シワには大きく分けて3タイプあります。
表皮シワ
肌表面の乾燥によってできるシワ。
いわゆるちりめんジワや小ジワ。
乾燥対策、保湿で改善できます。
真皮シワ
表皮シワを放置すると、真皮性の深いシワになってしまいます。
乾燥や紫外線、加齢などにより、真皮層のコラーゲン繊維やエラスチン繊維が変性したり、断裂して弾力を失うことが原因です。
ヒアルロン酸などシワに有効な成分が使われている美容液などで、長期的な保湿ケアをしてください。
表情のクセでもできるので、表情ジワとも呼ばれます。
表情ジワは化粧品だけのケアでは改善が難しく、指圧などで顔の筋肉を緩めるといったケアもしてください。
眉間にシワを寄せるなど、表情にクセがある人は、これを機に意識して直してみてはいかがでしょうか。
たるみシワ
ほうれい線など、肌のハリや弾力の低下に加え、筋肉の衰えが原因。
保湿に加えて、マッサージや表情筋のトレーニングなどを取り入れるのも効果的です。
シワに有効な成分
レチノール
表皮のヒアルロン酸産生を促し、肌の水分量アップ。
真皮のコラーゲンの密度を高めることで肌の弾力アップ。
ナイアシンアミド
真皮のコラーゲン酸性を促し、皺を改善。
ニールワン
4つのアミノ酸誘導体からなる成分。
肌の弾力のもととなる、エラスチンを分解してしまう、好中球エラスターゼという酵素の動きを邪魔します。
クマ悩み
クマが目立つと、疲れた印象や老けた印象を与えてしまいます。
目元の皮膚はほおと比べると1/3程度の厚みしかなく、乾燥などのダメージを受けやすい部分です。
大きく3タイプに分けられるので、タイプに合わせたケアを行なってください。
クマのタイプセルフチェック
クマのタイプ別 特徴・原因・対策
シミタイプクマ
紫外線や摩擦によって色素沈着を起こしてしまっている状態。
紫外線対策、保湿、摩擦などの刺激を避けることで予防可能。
メラニン色素の生成を抑える、シミ用化粧品の使用も効果的。
黒タイプクマ
加齢によってハリや弾力が低下し、シワやたるみなどの影響で影のように見えるクマ。
コラーゲンなどを配合した化粧品でのケアが効果的。
マッサージや表情筋のトレーニングでたるみやむくみを解消するのも有効。
青タイプクマ
寝不足や疲れなどによる、血行不良が原因。
規則正しい生活を送り、適度な運動や入浴で血行を促しましょう。
くすみ悩み
肌のツヤや明るさ、透明感がない状態。
くすみは、そのほかの肌トラブルの前兆とも言えるので、放っておくと、シミやシワなどにつながる可能性があります。
くすみの原因と対策
乾燥
肌が乾燥するとキメが乱れたり、ハリの低下で影ができ、くすんで見えます。
加湿器などで空気の乾燥を防ぐとともに、しっかり保湿で対策します。
紫外線、摩擦
紫外線や摩擦によってメラニン色素が生成され、くすみになることがあります。
日焼け止めを徹底することと、洗顔時にゴシゴシ擦らないなど、肌に刺激を与えないようにしてください。
血行不良
血液やリンパの流れが悪いと肌がくすんで見えます。
疲れやストレス、運動不足、冷えなどが原因となります。
適度な運動や入浴、マッサージなどで血流をよくすることで改善します。
角質
加齢や疲れなどでターンオーバーが乱れると角質が肥厚し、肌の透明感がなくなります。
規則正しい生活や質のいい睡眠で、正常なターンオーバーが行われるようにしましょう。
くすみに有効な成分
セラミド
保湿、バリア機能を発揮するために必要な成分。
乾燥によりキメが乱れたり、ハリが低下した肌に有効。
ヒアルロン酸
真皮の保湿機能を担う成分。
保水力が高く、乾燥を改善してくれる。
カプサイシン
血行を良くする効果がある。
血行不良によるくすみに効果的。
レチノール
表皮のヒアルロン酸産生を促し、肌の水分量アップ。
真皮のコラーゲンの密度を高めることで肌の弾力アップ。
皮膚表面の凸凹による影が原因のくすみに有効。
たるみ悩み
真皮層のコラーゲン繊維やエラスチン繊維の変性、弾力低下のほか、筋力の低下によって皮膚がたるんだ状態。
保湿や紫外線対策を続けることは基本ですが、表情筋のトレーニングで土台の筋肉を鍛えることが有効です。
まとめ
肌悩みは自分の肌質を知って、正しいトラブルケアをすることで解消できます。
トラブル解消だけでなく、健康な肌を保つことで、若々しく輝く印象を周りに与えます。
肌ケアはコスパのいいイメチェン手段です!
自分の肌質はこの記事で確認することができます