- 40代になって薄毛が気になりだした
- 髪にボリュームがなくなってきた
- 頭皮のかゆみや炎症が治らない
- 正しいヘアケアができているかわからない
この記事で、悩みごとの原因と正しいケアを知れば、あきらめていた健康的な美髪を取り戻せます。
鏡を見るたびに落ち込むこともなくなります。
化粧品選びの間違いがなくなれば、節約になるし、毛髪ケアの効率が上がって、時間短縮にもなります。
まずは、知ることから始めてください。
そしてできることから、できる範囲で毛髪ケアを始めましょう。
結果が出れば毛髪ケアはとても楽しいよ。
毛髪の構造と仕組みはこちらの記事をご覧ください
薄毛、AGA(男性型脱毛症)
薄毛、AGAは、原因を知ってケアすれば、改善できることもあります。
男性ホルモンの影響
薄毛、AGAの主な原因は、「ジヒドロテストステロン」と呼ばれる男性ホルモンだと言われています。
「ジヒドロテストステロン」は「テストステロン」と呼ばれる男性ホルモンが「5αリダクターゼ」と呼ばれる、特殊な還元酵素により変化し、生成される男性ホルモンです。
「ジヒドロテストステロン」が生成されると、毛髪を作り出す毛乳頭細胞に存在する受容体(レセプター)と結びつき、発毛・育毛に関わる正常なサイクルを狂わせてしまいます。
結果、通常2年から6年かけて維持されるはずの毛髪の成長期が短縮されてしまい、充分に成長を遂げる前の毛髪が脱毛を起こします。
「ジヒドロテストステロン」は皮脂の過剰分泌を引き起こし、抜け毛の原因になることもわかっています。
毛穴の詰まり
頭皮の角質が皮脂と混ざり合い、毛髪の生え際に巻き付きます。
これに汗やほこりなどが混ざり、酸化などで変化し、固まってきます。
このかたまりを「角栓様物質」と言います。
「角栓様物資」が毛穴をふさぐと、分泌された皮脂が外に排出されなくなり、炎症などの頭皮トラブルを起こします。
その頭皮トラブルにより、毛髪が細くなったり、毛量が減ったりします。
週に1回程度、頭をもみ込みながらシャンプーする、もみ出し洗いをすることで、角栓様物質を除去することができます。
遺伝やストレス、血行不良、頭皮汚れ、食生活の乱れ、睡眠不足も薄毛、AGAの原因になります。
規則正しい生活をし、栄養バランスのとれた食生活を心がけましょう。
牽引性脱毛
髪を結ぶ時に強く引っ張る。
同じ分け目のヘアスタイルを続けている。
このようなことを続けていると毛根に異常が出て、抜け毛の原因になります。
ハリコシがなく髪にボリュームがない
髪の毛が細い、やわらかい、猫っ毛などの髪質で、根元が立ち上がらないので、ボリュームが出ない。
特に頭頂部は毛髪が細く、少なくなりやすい部分です。
原因1:生まれつきの髪質
生まれつきの髪質は変えることができないので、ブローの際に根元が立ち上がるようにして、ボリュームアップさせてください。
アウトバストリートメントやスタイリング剤のつけすぎも、髪の毛を寝かせてしまうので、注意してください。
原因2:頭皮や毛髪の痛み
誤ったヘアケアで頭皮や毛髪を傷つけていませんか。
紫外線によるダメージも影響します。
- 正しいシャンプー方法で頭皮や毛髪を傷つけない
- トリートメントやコンディショナーで髪の毛をコーティングする
- ドライヤーの熱を当てすぎず、15cm以上離してブローする
- 濡れた髪の毛をブラッシングしない
- パーマとカラーを同日に行わない
- 帽子をかぶったり、頭皮や毛髪用の日焼け止めでUVケア
正しいヘアケアの行い方はこの記事をご覧ください
原因3:加齢、エストロゲンの減少、血行不良
毛髪は1つの毛穴から3本ほど生えていますが、それが1、2本になり、毛髪自体も細くなって、ボリュームが出なくなります。
加齢やエストロゲン減少に対する対策は難しいですが、規則正しい生活、バランスの取れた食事、ストレスを溜めない、適度な運動をするなどで毛髪の変化を遅らせることはできます。
血行不良には頭皮マッサージも効果的です。
切れ毛・枝毛
キューティクルがはがれて、内部のコルテックスがむき出しになり、枝のようになった状態を枝毛と言います。
むき出しの枝毛は細くて弱く、すぐに切れてしまいます。
この切れた状態が切れ毛です。
毛髪を摩擦や熱、紫外線などから守ってくれるキューティクルが損傷せずに閉じた状態を保つことで、枝毛や切れ毛は防げます。
- 頭皮を健やかに保ち、血行をよくする
- 正しいシャンプー方法で頭皮や毛髪を傷つけない
- トリートメントやコンディショナーで髪の毛をコーティングする
- ドライヤーの熱を当てすぎず、15cm以上離してブローする
- ブラッシングはやさしく丁寧にする
- 帽子をかぶったり、頭皮や毛髪用の日焼け止めでUVケア
頭皮トラブル
頭皮のトラブルは、健康の毛髪の生育に影響します。
髪の毛が細くなったり、生えなくなったりし、薄毛の原因にもなります。
頭皮トラブルとして、かゆみや湿疹、かぶれ、乾燥、炎症などがあります。
カラーリング剤やパーマ液が地肌についた、シャンプーなどが肌に合っていないなどが原因として考えられます。
日焼けやシャンプーのしすぎによって乾燥してしまうこともあります。
- 頭皮の乾燥を予防し、保湿もしてくれるスカルプケアシャンプーを使用する
- 頭皮用のローションで保湿する
- UVケアで頭皮を日焼けから守る
髪がパサつき、ツヤがない
毛髪の水分や油分が適正で、十分にうるおっていると髪の毛にツヤがでます。
ツヤがない状態の髪の毛はパサついていて、まとまりが悪くなります。
ツヤがない原因1:水分不足
キューティクルが傷んでおり、水分が蒸発しやすい状態だと、水分不足になります。
アウトバストリートメンなどで髪の毛をコーティングして、キューティクルが閉じた状態をキープしましょう。
シャンプーなどで髪の毛が濡れた後は、速やかにブローで乾かしてください。
髪の毛が濡れた状態は、キューティクルが開いており、自然乾燥させると毛髪内部の水分も一緒に蒸発してしまいます。
紫外線もキューティクルを痛める原因です。
UVケアは欠かせません。
ツヤがない原因2:油分不足
油分は水分となじんで、髪の毛にツヤとしなやかさを与えてくれています。
シャンプーのしすぎは皮脂を落としすぎてしまい、油分不足になります。
シャンプーは1日に1度が基本です。
油分が足りていないと感じる時は、ヘアオイルなどで補ってください。
ツヤがない原因3:静電気
髪に静電気が発生すると、細かいゴミやほこりをくっつけてしまいます。
ゴミやほこりで髪のツヤが隠されてしまいます。
トリートメントやコンディショナーなどで静電気を抑えることができます。
髪が広がる
髪が広がってしまい、ヘアスタイルがきまらない。
髪の毛のクセが強く出てしまう。
このような悩みは、雨の日など、湿度が高いとより出やすい傾向にあります。
原因:キューティクルの損傷
キューティクルが損傷すると、水分を含みやすいコルテックスが水分を含んでしまい、膨張します。
また、キューティクルが損傷していない部分は膨張せず、髪の毛のうねりにつながります。
くせ毛の人は、くせがより強く出たりもします。
キューティクル損傷の原因1:頭皮
- 頭皮の健康が損なわれている
- 毛穴に余分な皮脂や汚れが詰まっている
頭皮や毛穴に問題があると、生えてくる髪のキューティクルが損傷しやすくなります。
キューティクル損傷の原因2:外的刺激
熱や紫外線など、さまざまな刺激によりキューティクルが損傷します。
トリートメントなどで髪の毛を保護していない状態だと、外的刺激を受けやすく、損傷のリスクが高くなります。
うねり・広がる髪の毛ケア方法
コーティング
キューティクルの損傷は修復できないので、トリートメントやコンディショナー、アウトバストリートメントなどでコーティングしてください。
コルテックスが水分を吸収しないようにすれば、広がりは収まります。
しっかりコーティングすれば、外的刺激からも守ってくれます。
正しいブロー
洗髪後には自然乾燥ではなく、必ずドライヤーで乾かしてください。
自然乾燥だと髪が広がりやすくなります。
ドライヤーは15cm以上離して、髪の毛が熱でダメージを受けないようにしてください。
まとめ
美髪はトラブルの原因を知って、正しいトラブルケアをすることで毛髪の悩みは解消できます。
トラブル解消だけでなく、健康な髪を保つことで、若々しく輝く印象を周りに与えます。美髪ケアはコスパのいいイメチェン手段です!